Encounter

一番お手軽なのがスキンダイビング。夏、海に行った時、磯遊びがてらにいかが？

いつ行く？	まず絶対条件として必ず干潮時に海に行きましょう。特に大潮の時がねらい目です。大きく潮が引くのでこの時に海に入りましょう。なおあくまで自然が相手の楽しみ方ですので、海が荒れているときなどは行かないようにしましょう。特に波の高さは重要です。気象庁のサイトなどでチェックしてから行くのが良いでしょう。高いときは行ってもうねりが凄くて波酔いしたり見つからなかったりろくなことがありません。ただし台風の後はいままで見なかったような種類が見られるチャンスです。季節的には本来冬がシーズンなのですが、スキンでは暖かいほうが快適ですし、夏場も多く見つけることが出来ます。季節的には１年中OKです。行きつければ２週間くらいのインターバルでも発見できる種類が大きく変わってくるのが分かります。種類によって出現する時期が違うので、いろいろな時期に行ってみましょう。
スタイル	は普通のスキンダイビングのスタイルで十分です。可能な限りウエット（冬ならドライ）着用をお勧めします。岩場で怪我をする可能性があるからです。基本的には１．マスク（目が悪い人は度付きがいいでしょう。ちなみに私もです）２．スノーケル３．フィン（フィンを脱いで岩の上を歩くことも多いことからフルフットよりもマリンブーツ着用のほうがいいかも。なおマリンブーツの代わりに最近良く売っているネオプレーン製のなんかもいいでしょう。）４．グローブ（軍手でも可）５．ウエット又はドライ（＋ウエイト＋ウエイトベルト、無くても可）です。
持ち物	持っていったほうが良いと思われるものは１．バケツ２．ウミウシ捕獲用の入れ物（キャップ付き、流さないようにひもつきがベター、忘れたときはフィルムケースなどでも代用できます）３．その他小道具（浮かないもののほうが使いやすいかも）４．あとは着替え、タオル、真水など捕獲用、といってもじっくり観察するためです。写真を撮ったり観察した後は必ず捕獲した場所でリリースしましょう！小道具については各自研究してください。ヒントとしては歯ブラシが役に立つとか聞きます。
さてどうする？	海に行ったらまずウエットに着替えます。入れ物を持っていざ海へ。スキンダイビングにてひたすら探します。体力、状況にもよりますがまあ30分くらいはずーっと海に入っているのが普通。岩のハングしたところや藻などを丹念に探します。探す場所はスキューバの方で述べます。見つけたら観察しましょう。捕獲するときは小さくて柔らかいので傷つけないように細心の注意で。ファセリナ科のものなどはミノが取れやすいので注意してください。なおここのウミウシの扱いはもろに経験の差が出るところです。うまい人はほんとにうまい。小道具とともに研究しましょう。なお外海に出るのは危険ですから避けたほうが良いと思います。白波が立ってるようなところには近づかないようにしましょう！
観察	さてじっくりと彼らを見てみましょう。様々な色・形・食性・動きなどがあります。じっくりと観察した後はなるべ早く海に帰してあげましょう。

基本的にはどこでもいます。ただしウミウシは一期一会。スキューバでないとなかなか会えない、砂の中にいる種類や深場にいる種類も狙えます。

どんなところを探せばいいの？

彼らの食性を知ればいるところが分かってきます。嚢舌目は緑藻類などを食べます。ドーリス類などはカイメン、群体ホヤなどを食べます。変わったところでは他のウミウシのタマゴや、ウミウシそのものを食する種類もいますが、基本的には前者が大多数です。よってカイメン、ホヤの近辺や藻類を丹念に探せばほぼ必ず見つかります。

ウミウシダイビングのヒント

まずウミウシが目的だったらウミウシに強いサービスを選ぶのが近道です。おそらく魔法のようにウミウシを探し出してくれるでしょう。またそういうサービスにはウミウシ好きダイバーが集まるものです。どんどん情報交換しましょう。
各サービスのサイトなどをチエックして今どんなものが見られるのかを確認するのも重要です。
ウミウシ探しダイビングは基本的に動きません。底にじーっとしている時間が長いので、なるべく暖かめの装備で潜ることをお勧めします。なおウミウシダイビングはほぼ必ず浅場に長時間いるパターンになると思います。